ジョジョの奇妙な冒険

岸辺露伴は動かないくしゃがらの正体は?元ネタと意味も紹介

岸辺露伴は動かないくしゃがらの正体は?元ネタと意味も紹介
Pocket

ジョジョの奇妙な冒険シリーズ第4部のスピンオフとして製作された「岸辺露伴は動かない」。

4部に登場する漫画家・岸辺露伴がストーリーのナビゲーターとなり話が進んでいきます。

この作品は2020年12月に高橋一生さんが主演でテレビドラマ化され、続編を期待する声が多数上がる大人気作品となりました!

そんな「岸辺露伴は動かない」ですが、ドラマ第2話「くしゃがら」というストーリーが気になった方はいらっしゃるでしょうか。

このストーリーは「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」に登場した話なのですが、この言葉の元ネタ、正体や意味については多くの謎が隠されていましたよね。

ということで今回はドラマ「岸辺露伴は動かない」で描かれた「くしゃがら」という言葉の正体を徹底調査し、元ネタや意味も合わせてご紹介していきますよ!

それでは早速見ていきましょう!

 

Contents

岸辺露伴は動かないくしゃがらの正体は?

「くしゃがら」は「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」に収録されている作品で、著者は北國ばらっど先生です。

物語のタイトルになっている「くしゃがら」という言葉ですが、ネット上でもこの言葉が気になって検索する人が続出したそうなんです!

なぜか人を惹きつけるこの「くしゃがら」。

この言葉は一体どういった意味を持つものなのか調査してみましたよ!

 

岸辺露伴は動かないくしゃがらが出てくる場面は?

漫画家の志士十五はくしゃがらという言葉が禁止用語である理由が分からず、調べても調べても謎のまま。

カフェで出会った岸辺露伴にくしゃがらについての情報提供を頼むものの、その後も志士十五はくしゃがらの意味について調べ続けます。

くしゃがらについて何も情報が得られない志士十五は好奇心が満たされないストレスからか心身ともに疲弊しきってしまっていました。

ボロボロになってしまった志士十五はくしゃがらという言葉に更に惹きつけられ狂気に満たされていきます。

そして彼はやがてしゃっくりのように、会話の途中で意味もなく「くしゃがら」と発するようになってしまうのです。

 

岸辺露伴は動かないくしゃがらの正体は禁止用語の代用語?


さて、気になるこのくしゃがらという言葉ですが、実は「禁止用語の代わり」に使われていた言葉でした。

岸辺露伴はスタンド”ヘブンズ・ドアー”を使い「くしゃがら」を志士十五が忘れるように仕向けるのですが、くしゃがらという言葉を書き込むことができないのです。

くしゃがらを書こうとしてもペンのインクが乾くかのように、書いても書いても消えてしまうのです。

そしてついには線を引くこともできなくなってしまいます。

結果、彼は「志士十五は1ヶ月の記憶を全て忘れる」という命令を書き込むことで、志士十五は狂気から救われたのですが、なぜ岸辺露伴はくしゃがらという言葉を書き込むことができなかったのか。

それは「くしゃがら」という言葉自体には何の意味も含まれていない、ただの代用語だからなのです。

本当の単語は実は「危険な禁止用語」であり、それを小説に直接書くことはできないため「くしゃがら」という言葉を使っているのではないか。

そしてくしゃがらという言葉で代用される禁止用語は、禁止用語であるがために使うことができず、岸辺露伴も書き込むことができなかったのではないか。

これらのことから、くしゃがらの正体は禁止用語の代わりに使われていた単語だとされています。

 

岸辺露伴は動かないくしゃがらは嘘だった?

小説では「ここまで語られてきた内容にはひとつ「嘘」が混じっている」と書かれていて、これは「くしゃがら」が「嘘」だったことを示していると言われています。

この一文があることで、上述した「くしゃがらが代用語である」という答えが導かれることになり、くしゃがらの正体が判明したのです。

NHKでドラマ版のくしゃがらが放送された際にも、以下のようなおことわりが出されました。

視聴者の皆様の安全のため、番組内で使用した『くしゃがら』は、実際の単語とは違うものを使っております。

くしゃがらが代用語であることがわかるシーンとなっていますね。

 

岸辺露伴は動かないくしゃがらの元ネタと意味

このくしゃがらという言葉に元ネタはあるのかどうかということですが、調査してみたところ、元ネタは存在しないようです。

小説でも「くしゃがらの意味は分かりませんでした。」と書かれており、くしゃがらという言葉そのものには何の意味もないものだということがわかります。

この物語の著者である北國ばらっど先生が考えた造語といったところでしょうか。

しかしこのストーリーに込められた意味には深いものがあるようですよ!

 

岸辺露伴は動かないくしゃがらの意味は好奇心の怖さを示している?

小説「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」の「くしゃがら」というストーリーは結末にこのような文章で締め括られています。

好奇心は猫を殺す。

この言葉はイギリスのことわざで「過剰な好奇心は身を滅ぼす」という戒めの意味を持ったものです。

漫画家の志士十五はくしゃがらへの好奇心から心身の具合がおかしくなってしまっていましたよね。

そうしたことからもこの「くしゃがら」というストーリーは好奇心が持つ危うさを表現したかったのではないでしょうか?

 

まとめ


今回はドラマ「岸辺露伴は動かない」で描かれた「くしゃがら」のストーリーについてご紹介しましたがいかがでしたか?

くしゃがらというストーリーは「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」の中の北國ばらっど先生が書かれた小説が元になっています。

このくしゃがらでは「くしゃがら」という言葉の意味を探っていくのですが、とても不思議なストーリーだと思いませんか?

漫画家の志士十五だけでなく視聴者や読者もついつい気になってしまう「くしゃがら」ですが、なんと正体は禁止用語の代わりに使われた言葉だったんですね。

調べたところ元ネタは無いようですが、イギリスのことわざとも組み合わさってかなり意味深な物語という印象ですよね。

原作者の荒木飛呂彦先生が書かれたストーリーでは無いのですが、ドラマ化され多くのファンを惹きつけているのがすごい!!

今後もドラマで更なる展開が見られるのかどうか、楽しみですね!

以上、「岸辺露伴は動かないくしゃがらの正体は?元ネタと意味も紹介」でした。